2025年10月、「株式会社バスクリンが2025年12月末で事業を終了する」という衝撃的なニュースが発表されました。
「え、あの大好きなバスクリンがもう買えなくなっちゃうの?」
「きき湯がないと、冬のお風呂がつらい…」
SNS上では、長年親しまれてきた国民的ブランドの事業終了を惜しむ声や、今後の販売について不安に思う声が数多く上がっています。この記事を読んでいるあなたも、きっと同じような気持ちでいるのではないでしょうか。
しかし、ご安心ください。結論から言うと、バスクリンの製品が市場から消えてしまうわけではありません。
この記事では、今回の「事業終了」の本当の意味から、国民的ブランド「バスクリン」の知られざる歴史、そして気になる今後の販売場所まで、あなたの疑問や不安をすべて解消します。
バスクリン事業終了はなぜ?
【発表】株式会社バスクリン、12月末で事業終了へhttps://t.co/6bVYOB7Dw5
完全親会社のアース製薬株式会社と合併することに伴い、12月31日をもって事業を終了する。「バスクリン」「きき湯」などの製品については「アース製薬が責任を持って引き継ぎ、これからも大切に育てていきます」と伝えた。 pic.twitter.com/DCeg8cAcpK
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 2, 2025
多くの人が最も気になっている「なぜ事業終了するのか?」という点から見ていきましょう。「事業終了」と聞くと、経営不振や倒産といったネガティブなイメージを抱きがちですが、今回のケースは全く異なります。
今回の事業終了は、完全親会社であるアース製薬株式会社との合併に伴うものです。一言でいうと「合併による成長戦略」、つまり未来に向けた前向きな経営戦略の一環なのです。
項目 | 内容 |
---|---|
合併の当事者 | 株式会社バスクリン(消滅会社) アース製薬株式会社(存続会社) |
合併の予定日 | 2026年1月1日 |
発表された内容 | 株式会社バスクリンは2025年12月31日をもって事業を終了し、アース製薬に吸収合併される。 |
アース製薬の発表によると、今回の合併は、グループ全体の力を結集し、以下のようにさらなる成長を目指すためのものです。
- グループ経営力の強化
- 経営資源の最適化と事業の効率化
- 市場での存在感(プレゼンス)の更なる向上
株式会社バスクリンの三枚堂正悟社長も、「私たちの歴史と想いは新しい形で生き続け、新しい価値を生み出していきます」とコメントしており、ブランドが消えるのではなく、新たなステージへ進むための統合であることがわかります。
国民的入浴剤「バスクリン」の歴史と人気の秘密
ここで改めて、私たちの生活に深く根付いてきた「バスクリン」が、いかにして国民的ブランドになったのか、その長い歴史と人気の秘密をたどってみましょう。
バスクリンの90年以上の歴史を年表で振り返る
昭和の広告】『バスクリン』昭和5年・デザイン 高畠華宵。
— カントク (@kantokuflash) July 27, 2024
もっと窮屈な時代かと思っていたが、昭和初期はぐんとおおらかだった様子だ。
高畠華宵は当時竹久夢二と共に大人気だった美人画の巨匠。#昭和レトロ pic.twitter.com/qlmcTwdFJL
バスクリンのルーツは、明治時代にまで遡ります。偶然の発見から生まれた入浴剤は、時代と共に進化を遂げてきました。
年代 | 出来事 | 詳細 |
---|---|---|
1893年(明治26年) | 「津村順天堂」創業 | 婦人薬「中将湯」などを製造・販売する漢方薬局としてスタート。 |
1897年(明治30年) | 日本初の入浴剤「浴剤中将湯」誕生 | 「中将湯」の生薬をお風呂に入れたところ効果があった、という偶然から商品化。 |
1930年(昭和5年) | 芳香浴剤「バスクリン」発売 | 夏でも使える爽やかな入浴剤として、温泉成分と香りを加えて開発された。 |
2008年~ | 株式会社バスクリンとして独立 | ツムラから独立し、その後アース製薬グループの一員となる。 |
人気の秘密は「時代のニーズに応え続ける姿勢」
バスクリンが90年以上もの間、多くの人々に愛され続ける理由は、その時代の人々の声に耳を傾け、製品開発に活かしてきた姿勢にあります。
「夏でも使える入浴剤がほしい」という声から生まれたのが「バスクリン」であり、その精神は現代にも受け継がれています。
だからこそ日本中に愛され、子どもからシニアまで愛されSNSでも盛んに交流されたり、ユニークなホテルとのタイアップなどの遊び心溢れる楽しい企画までもよされていることかも愛され度が伝わってきます。
変なホテル×バスクリンのお部屋が登場しました🤭
泊まってみたい!と思った方は「🙋♀️」をコメントして教えてください!
バスクリンならではのこだわりが盛りだくさんです…! pic.twitter.com/dq88OUUrje— 株式会社バスクリン🛁【公式】 (@bathclin_jp) September 26, 2025
ネットで紹介されていたバスクリン社員が教える入浴法。本当に疲れが取れるのでオススメだよ。 pic.twitter.com/GgXofsnuD1
— 人生やり直し@○○ (@M42iru2) October 3, 2025
バスクリン製品はこれからも買えます!
さて、最も重要な「これからどこでバスクリン製品を買えるのか?」という疑問にお答えします。
株式会社バスクリンは公式サイトで、「皆さまに愛されてきた『バスクリン』『きき湯』『日本の名湯』などの製品は、アース製薬が責任を持って引き継ぎ、これからも大切に育てていきます」と明言しています。
つまり、ブランドや製品はそのままアース製薬に引き継がれ、生産も販売も継続されるのです。
バスクリンの今後の販売場所
実店舗
バスクリンの今後の販売場所ですが、今後も、お近くの
- コンビニドラッグストア
- スーパーマーケット
- ホームセンター
- イオンなどの大型店
などで、これまで通りバスクリン製品を購入することができます。
通販・ネットショップ
もちろん、Amazonや楽天市場といったオンラインストアでも引き続き購入可能です。けっこう重くてかさばりがちな入浴剤は、自宅まで届けてくれるオンラインでのまとめ買いが便利でおすすめです。
通販はバスクリン公式のアマゾン店が安心です。
購入者のレビューから香りや気持ちよさも参考にできます。
バスクリンの人気シリーズはこちら⇩
主な製品ラインナップと特徴
バスクリンの魅力的な製品ラインナップを改めてご紹介します。あなたの疲れや気分に合わせて、ぴったりの一品を見つけてみてください。
シリーズ名 | 特徴 | こんな方におすすめ |
---|---|---|
バスクリン シリーズ | 発売95周年を機にリニューアル。気分に合わせて選べる豊かな香りが魅力。 | 毎日のバスタイムで気軽にリフレッシュしたい方。 |
きき湯 シリーズ | 炭酸ガスの力で温浴効果を高め、様々な症状(疲労・肩こり等)を緩和。 | 疲れや体の凝りをしっかり癒したい方。 |
日本の名湯 シリーズ | 全国の温泉地の湯質や情緒を研究し、自宅で本格的な温泉気分が味わえる。 | 旅行気分を味わいながら、ゆっくり体を温めたい方。 |

バスクリンって香りがどぎつくなくて上品でいいよね。種類もたーーーっくさんあるしニャ♡
バスクリン愛用者のSNSのレビュー
実際に使用者のレビューを見てみましょう。思わず同じのを使ってみたくなりますよね。
🛁バスクリン 薬湯 温感EX¥521
これはもう「お風呂」というより「修行」。16種の生薬が肌を突き抜け、芯からジワジワ…じゃなくドカンと温める。湯船に浸かって1分、まるで熱波師に襲われたかのような発汗。湯上がり後もしばらく熱が抜けず、布団は不要。寒い冬?知らん。(4/12) pic.twitter.com/YDHQnTGvR4— 夕空あおい@美容/インテリア (@yuzoraaoi) March 14, 2025
バスクリンのアカウントで見たい投稿シリーズ……第二弾!🛀
それぞれの「バスクリン」を使うと、お風呂は何色になる?を、実際の浴槽で撮影してきました!📸
(お湯の色は、実際の浴槽で撮影した色チップをいれてます!)
どの色が好きですか?😊 pic.twitter.com/TPbIEv0Lwp— 株式会社バスクリン🛁【公式】 (@bathclin_jp) April 30, 2025
うめはんのときめきレトロ巡りで、アデリアレトロのふしぎなコラボ商品を購入
喫茶バスクリン、今日これ入れてお風呂入ります〜 pic.twitter.com/RKksOLkyEW— おやまだ (@oyamadalinco) September 24, 2025
おわりに
「バスクリン事業終了」というニュースの真相はブランドの終焉ではなく、アース製薬という強力なパートナーと共に、次のステージへと進化するための「新たなスタート」でした。
1世紀以上にわたり、日本人の心と体を温め続けてきたバスクリン。そのルーツである漢方薬局の「人々を健やかにしたい」という想いは、形を変えながらも脈々と受け継がれています。これからも私たちのバスタイムは、「バスクリン」や「きき湯」の心地よい香りと温もりに包まれ続けることでしょう。
今回の合併によって、両社の技術やノウハウが融合し、さらに魅力的な製品が生まれるかもしれません。これからも変わらぬ安心感と、新たな驚きを私たちに与えてくれるであろうバスクリン製品を、今夜のお風呂から、そしてこれからも、安心して楽しんでいきましょう。
引用元:この記事は株式会社バスクリンを元に作成しました